もくじepisode31～40

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毎週日曜日の夜に新作を掲載します！（早まる場合もありますが、遅れないようにします）

episode31【オレ物語・本丸・第１章】～全ての始まり～

epispde32【オレ物語・本丸・第２章】～運命の選択・そして旅立ち～

epispde33【オレ物語・本丸・第３章】～地獄の始まり～

episode34【オレ物語・本丸・第４章】～ボロボロになる～

episode35【オレ物語・本丸・第５章】～小さな光～

episode36【オレ物語・本丸・第６章】～新たな試練～

episode37【オレ物語・本丸・第７章】～さらなる飛躍！その前に...～

episode38【オレ物語・本丸・第８章】～つくば店後編...～

episode39【オレ物語・本丸・第９章】～石岡店・始動～

episode40【オレ物語・本丸・第10章】～石岡店・開幕～

最新の更新日：2023年12月17日（日）

全100話くらいありますが...とりあえずここまで...

毎週日曜日の夜に更新しますのでお楽しみに！（早まる場合もあります）

episode31【オレ物語・本丸】

第１章　～全ての始まり～

♦♦♦【プロローグ】♦♦♦

夢と希望を持ち一生懸命に受験勉強をして勝ち取った地元の県立高校…

その高校へ入学すれば

『頭がいい！』

と、レッテルを貼られる高校だった…

しかし…

オレが期待していた高校生活とは、まるっきり違った…

クラスメイトは、ガリガリ君のガリ勉君ばかり…

休み時間も勉強してやがる…(--;)

中学では、ベスト10に入る成績を持っていたオレだったが…

高校に入り最初の学力テストで300人中、

67位…

初めての挫折を味わった…

＿|￣|○ ｵｩｩｩｩｩ…

さらに、高校が始まって３日目の数学の授業で…

( x + y )3

『エックス+ワイの３条』

『サイン・コサイン・タンジェント』

全く意味が分からず…(;´д｀)

こんなもの勉強する必要があるのかと思い…

オレは、高校生活３日目にして…

勉強を捨てた…

･.:ﾟ｡┣＼(’ﾛ´＼)ｵﾘｬ-

中学時代、仲の良かった奴らは皆、勉強が出来ず...

違う高校へ…

スクールウォーズ…

ヽ(#ﾟДﾟ)ﾉ┌┛(ノ´Д｀)ノ

´∀｀)＝⊃)｀Дﾟ);､;'.･ｺﾞﾙｧ!!

εε=====≡ﾞヽ(#｀Д´)っ┌┛))ｳﾗｧｧｧ

暴走族になる奴ばかりだった…

オレも、そっちの方が良かったのか…

オレは道を間違えたのか…

オレは、小学生～中学生まで野球をやっていた。オレが入った高校は、甲子園に出場経験のある県内では名門校の1つだった。

でも、高校に入ったら野球部に入らないつもりだった。なぜなら、部活が休みの日が1年で5日位しかなく、勉強は捨てなくてはいけない…

それに、ハッキリ言って子どもの頃から野球は好きではなかった...それでも小学校・中学校と野球をやってきた...

なぜかというと、親父が大の野球好きだったからだ...

野球以外をやると怒られる...

小学生の頃に、サッカーボールを買ってきたら...めちゃ怒られた...

意味が分からん...

子どもは、親の言う通りにしなくてはいけない...

そう思って生きてきた...

ましてや、農家の長男と言えばなおさらだ...

オレに与えられた使命は

【野球をやれ！】・【将来は農家をやれ！】

この２つだった...

今思えば、アホなくらい素直で真面目だった...

嫌なら断るなり、逆らうなりできたのだ...

自分のやりたいことをしっかり伝えればよかった...

でも、当時そんな勇気などなかった...

また、もう一つ野球部に入るきっかけになったことがあった...

同じ中学で野球部で一緒だった奴が…

『オレ、勉強あきらめたから一緒に野球部に入ろうぜ！！』

と、オレを誘ってきた…

親にも逆らえないし...

仲の良い友達の誘いだし...

お前が言うなら…と、オレは…

そいつと一緒に野球部に入ることにした

これが…

オレの人生の…

初めての分岐点だった…

が…

野球部に入って1ヶ月後…

オレを野球部に誘った奴は…

野球部を辞めやがった…

勉強が、さらに出来なくなったからと…

辞めやがった…

ちょっと待てい！！！

ヽ(｀Д´#)ﾉ

オレは…？？？

(・_・;)

オレは、どうなんのよ…

(=_=;)

どうせなら、一緒に辞めた方が辞めやすかったのに…

出足が遅れて辞めずらくなってしまった…

(；´Д｀)ｱﾉ……

こうなったら…3年間やるしかねぇ！！

(； ･`д･´)

辞めても、後々いい思い出にならねぇ！！

（●｀ε´●）ｿｳﾀﾞ！ｿｳﾀﾞ！

オレは、同じ中学の奴がいないまま…

他の中学出身の奴らと野球を続けることにしたのだった…

それからと言うもの…

学校と言うか…部活の毎日…

(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

一緒に過ごす友達も野球部の仲間たち…

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

(^_^)

ただ…

１人だけ違った奴がいた…

彼の名は『いっちゃん』

名字が『市毛』だから、いっちゃん…

彼は、高校１年の時のクラスメイトで野球部ではなかった。

いっちゃんとは、高校時代特に絡みもなくそのままオレは高校を卒業した…

たが…

後に…彼は、オレにとって大きな存在へとなっていく…

♦♦♦【本編】♦♦♦

高校生活が終った…

これといった青春もなく、高校を卒業した…

茨城県在住のオレは、県内の私立大学へ入学した…

野球部に入り、勉強を捨てていたオレは、高校の成績が悪すぎたので、大学進学も諦めていたが、試しに地元の私立大学だけ受験してみたら…

たまたま合格してしまった…

でも文系の大学...

なんの興味もない学部...

本当は、ロボット工学や、鳥人間コンテストに出場している理系の工学部の大学へ行きたいと思い、将来の仕事も、機械関係の開発の仕事をしたいと思っていたが、それには高校の時に理系のクラスに入らなくてはいけない（授業の科目が違うからだ）。

しかし、野球部では理系のクラスを選択することは禁止だった...なぜなら理系のクラスは授業の時間が多いので練習時間が少なくなるからだ...

【全てを捨てて野球に捧げろ！！】

これが全てだった...

オレは、野球部に入った時点で道が大きく変わったのだ...

どうでもいい大学へ入学したオレは、高校時代に野球部で軍隊のような生活をしていたので…

大学生では自由に生きてやる！！

( ﾟдﾟ)HEY！

と、誓った…

それはそれは…

自由な大学生活だった…ヽ(´ー｀)ノ

大学生なら普通…

将来の就職の為に、たくさん勉強しなくてはいけない…

が…

高校生活の反動があってか…

オレは、好き勝手に友達と遊びまくり…

大学生の身分も知らず、いい車に乗りたいと…

ガソリンスタンドと、深夜のコンビニでバイト三昧…

学生なんだか、フリーターなんだか分からなかった…

頑張ってバイトしたおかげで、好きな車にも乗り…

(●´ϖ`●)ウハウハ♡

ここまでは、よかったのだ…

大学3年になってから…

雲行きが怪しくなってきた…

(*_*;

大学3年生…

いよいよ就職活動に入った…

オレは、就職に対して心構えをしていたつもりだったので、すぐに動き出した…

茨城県内の合同企業説明会…

たくさんの企業が集まり、就職の説明会を開いていた。

一番人気なのはやはり…

県内トップの銀行…

銀行員かぁ…

(゜-゜)

なんか違うな…

(-_-)

一流の銀行に入ったとしても、オレには合わない気がする…

いろんな会社を見てみたが…

オレは、何になっていいんだか分からなかった…

高校時代に自分の興味のある理系の大学を目指していたら、こんなことにはならなかったかも知れない。

オレには、子どもの頃から【将来の夢】がなかった…

なかったと言うか、将来の夢を持つだけ無駄だと思っていた...

オレの家は農家であり、オレは長男である。

オレは、小さい頃から親父に…

『大きくなったら農家をやるんだぞ！』

と、言われていた…

冗談だったのかも知れないが、オレは真に受けていたので、子どもの頃から農家をやらなくてはいけないと思っていた…

一番困ったのが、何かにつけて…

【将来の夢：　　　　】

と、書く欄があったのには困った…

【農家をやる…】

と書くと、女子にもてなくなりそうなんで…

とりあえず…

無難に...親に怒られないように...

【将来の夢：プロ野球選手】

と書いておいた…（野球嫌いなクセに...）

オレには姉がいる。

姉ちゃんは、子どもの頃に…

『スチュワーデスになる！』

とか…

『看護婦になる！』

とか、好き勝手な事を言っていた…

姉は、将来、実家を継ぐわけでもないから、気が楽な事ばかり言っていて、うらやましかった…

姉は将来の夢について何を言おうが怒られなかったのだ。

女は嫁に行くもの

長男は後を継ぐもの

田舎では鉄則な考え方だった。

さて…

合同企業説明会の話しに戻るが…

一緒に就活している友達が…

『おい！あのお姉さんキレイだぞ！』

と…

見てみると、ノエビア化粧品の会社説明担当のお姉さんだった…

オレは…

『よし！ノエビア受けるぞ！！』

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

と友達を誘い、入社試験を受けることにしたが…

一次試験で、見事に撃沈…

(;´д｀)ﾄﾎﾎ…

ノエビア化粧品…

ワンダフル！！

ｺﾃﾝ…

次に…

オレは、車が好きだったんで…

ガソリンスタンドや、カー用品店などを運営している県内一流の会社を受けた…

一次試験の学科を突破し…

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

二次試験の論文を突破し…

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

三次試験の適性検査で…

はい！

終わり…

ｺﾃﾝ...

適性検査で落ちるとは…(;´Д｀)

よっぽど、その会社に適していない人間なんでしょ…オレは…(-_-;)

大体なんですか！

あんなペーパーテストで、人間の何が分かるんだ！！(-_-メ)

オレは、言いたいことは言う人間だから…

会社が白いものを、

『これは黒だ！！』

と言ったら…

『はい、黒です！』

(〃･ิ‿･ิ)ゞ

と従えるような人間が欲しいんでしょ？

オレが会社に入ったら…

『いや…どうみても白でしょ！！』

( ﾟдﾟ )ﾅﾆｲｯﾃﾝﾉ？

と…

反乱軍になるからきっとダメなんだ…

(-_-;)

何社か受けたが…

やはり、適性検査で落とされるオレ…

(;´Д｀)…

そんな会社、こっちからゴメンなんしょ！じゃい！！

ヽ(｀Д´)ノｹｪ～！

オレの大学の友達は、ほとんどが県外から来ている奴らなんで、茨城県内の会社には興味がないと言う…

そりゃ、そうですよ…

日本で唯一…

新幹線が停まらない県…(~_~;)

こんな田舎っぺには、用はありませんよ！

ﾌﾞﾋｬｰｰｰｰ！！(((((((((((っ･ω･)っ

と…

新幹線に素通りされるんですよ…

と、言う訳で…

友達と千葉の合同企業説明会へ…

千葉のある企業の説明会に行くと、担当者が…

あなたの○○大学ってどこにあるんですか？

と、質問してきた…

(ー_ー;)

スイマセンね！どうせ名も知られない三流大学でございますよ！！

(-.-;)

名の知られない三流私立大学でも、一流の私立大学と学費は同じ…

親に申し訳ねぇ…

＿|￣|○ il||li

結局…

アウェイも失敗だった…

＿|￣|○ ｵｩｩｩｩｩ…

しかし！！！

オレには最後の砦がある！！

公務員試験だ！！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

○茨城県庁の職員採用試験

○市役所の職員採用試験

この2つを受けるのである！！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

まずは、茨城県庁の職員採用試験！

かなりの人数が受験した…

(；・∀・)ﾏｼﾞﾃﾞｽｶ…

なぜなら当時、就職氷河期であり、オレたちはロストジェネレーションと言われた時代だったので【安定】という言葉の公務員がダントツの人気職だったからだ。

公務員試験に合格すれば、人生勝ち組と言っても過言ではない時代だった...

かなりの高倍率だが、オレには自信があった！！

この日の為に、特訓してきたのだ！！

Ψ(｀∀´)Ψｹｹｹ

数ヶ月前に…

県庁職員採用試験の問題集を買った！

問題をやってみると…

なんじゃ…？こりゃ…？？？

(?_?)

( ﾟдﾟ)ぁ？

( ﾟдﾟ )はぁ？

( Д ) ﾟ ﾟぁぁ～ん？？

問題が分からないというか…

問題の言ってる意味が分からなかった…

…凹○ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ

そうか…

日本語が出来ない奴が問題作りやがったな…

(~_~;)

今さら勉強しても無理だ…

ならば…

勉強のやり方を変える！！！

公務員試験は、4択のマークシート式である…

つまり、正解は4分の1になる！！

『カン』が良ければ当たる！！

オレは、たぶん他の人より不思議な力がある

！！

『カン』を鍛えるのだ！！！

φ(｀д´)ｶｷｶｷ

オレは、毎日『カン』を鍛える勉強をした！

問題など読まずに…

3→4→1→2→3→3→4→2→1

と…

答えだけを書いて…

答え合わせ…

たぶん…『カン』は鍛えられたろう！！

(ﾉ´∀｀*)

鉛筆転がしなんて、原始的な事はやってやれん！！

不思議な力で挑んでやる！！！

(-д☆)ｷﾗｯ

そして、いよいよ本番が来た！！

席に着くと…

オレの斜め前に、メガネを掛けた…

【勉強一筋！！】

と、言わんばかりの男が座っていた…

……

コイツは出来る！！

(-д☆)ｷﾗｯ

オレは、今までの『カン』を鍛える特訓の成果を出すのをやめて…

このガリ勉野朗に託すことにした！！

試験中…

ガリ勉野朗の答えが見える！！

4択のマークシートだから、よく分かる！！

田舎で鍛えた視力を発揮する時が来た！！

(； ･`ω･´)

見えた！！今だ！！！

|дﾟ)ﾁﾗｯ

3→4→1→2→3→4→1→4→2→…

こうして…無事に、1次試験の学科が終了した…

後は、1次試験の合格通知が来たら、2次試験

になる！！

щ(ﾟдﾟщ)ｶﾓｰﾝ

数日後…

学科の1次試験の通知が来た…

開けてみると！！

【不合格】

ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ…

あのガリ勉野朗！！！

(# ﾟДﾟ) ﾁｯｸｮｰ！！

やはり、オレの不思議な力で挑めばよかった…

＿|￣|○ il||li

しかし！！

まだ大丈夫だ！！

本命の市役所の職員採用試験がある！！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

今度こそ、不思議な力で合格してやる！

大体ね！試験なんて受かりゃいいんですよ！

あんな、なぞなぞみたいな問題が出来たって、仕事には役に立ちませんよ！！

大事なのは、仕事がデキる人間なんですよ！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

いくら勉強が出来ても、変な奴はたくさんいるんですよ！

さて…

市役所の職員採用試験の本番が来た…

試験会場で、高校時代にオレを野球部に誘い…

1ヶ月後に勝手に辞めた奴がいた…

仲の良い奴なんで、恨みはないので…

『お互いに頑張ろうぜ！』

と言った…(｀･ω･´)ゞ

試験が始まった…

今度こそ、オレの不思議な力を発揮してやる！！と気合を入れて取り掛かったが…

問題を見てみると…

あれ？？？

簡単じゃない？？？

なんかオレに出来そうだぜ！！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

オレは、不思議な力ではなく実力で勝負することにした！！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

щ(ﾟдﾟщ)HEY！

よし！！かなり自信あるぜ！！

ヽ(=´▽`=)ﾉ

一次試験を突破出来る気がした！！

数日後…

市役所の職員採用試験の一次試験の結果が来た！！！

開けてみると！！

なんと！！！

【不合格】

ｺﾃﾝ...

はい。

終わり…

＿|￣|○ il||li ｵｩｫｩｫｫｫｫ…

試験会場で、会った野球部を辞めた奴は…

見事に合格して、市役所の職員になりましたとさ…

めでたし。めでたし。

おい…

ちょっと待てい！

オレは？

オレは何なんだよ…(;´д｀)

普通、部活も最後までやり通して頑張ったオレが合格して…

めでたし。めでたし。

なんじゃねぇ～の？？？

(ー_ー;)

そうですか！！

よく分かりましたよ！！

世の中、キレイ事を言ってるヤツがアホなんですね！！

オレは、悪の道に走ることにした…

( ´Д｀)ﾔｯﾃﾗﾝﾈｪ～

○|￣|＿ =3 ﾌﾞｯ

○|￣|＿ =3 ﾌﾞｯ

○|￣|＿ =3●●●●●●●ﾌﾞﾘｬー！！

オレが大学生だった時は…

【就職氷河期】

【ロストジェネレーション】

　　(失われた世代)

と言われた時代…

そう簡単に内定などもらえない…

自分で会社を選ぶ時代ではなく…

会社に選ばれる時代…

やりたい仕事とか、関係なく…

生きていくための就活…

世の中そんなもんでしょうか…

公務員の募集人数も…

【若干名…】

などと、明らかにされないくらいだった…

後から聞いたが、市役所で採用されたのは…

5名…

無理だ…(ー_ー;)

その5名の枠に300人が試験を受けた…(-.-;)

就職氷河期と言われていても、友達や同じ大学の奴らも結構、内定をもらってる…

なんで、オレは内定をもらえないのか…

世の中が不況なせいもあるが、きっと…

オレ自身が就職活動をナメていたんだろう…

オレの家は農家だ…

いずれ農家をやるんだから…

と、就職活動に対して本気ではなかったのだろう…

家が農家じゃない奴らは、必死なんだ…

仕事が見つからなくては生きていけない…

原因は、オレ自身にあったのだ…

大学4年の半ばが過ぎた…

今だに就職の内定がもらえなかったオレ…

学校が終わり、いつも通りにガソリンスタンドのバイトへ行った…

が…

なんか店の様子が変だった…

オレは店長に

『あの…どうしたんですか？』

(-ω- ?)

と、聞くと…

店長

『わりぃ！！ついさっき、倒産した！』

はぁ～～～？？

( Д ) ﾟ ﾟ

なんと！！

オレがバイトしているガソリンスタンドを経営する会社が、自己破産申請を出し倒産してしまったのだった！！

(;´Д｀)ﾏｼﾞﾃﾞｽｶ…

to be continued…

♦♦♦♦♦♦♦♦

【次回予告】

この倒産をきっかけに、オレの人生が変わっていく…

そして…

地獄の始まり…

♦♦♦♦♦♦♦

ついに始まりました！

オレ物語の本丸です…

今回は、プロローグが入りましたので、ちと長くなりました(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

最後まで読んでいて頂きありがとうございましたm(__)m

今回からの話しは、今までの短編的な話しではなく…

大学生から今に至るまでの

長～～～～～～～～～～～～～い

話しが続きますので、気長に読んでみてくださいね(^^)

episode32

【オレ物語・本丸・第２章】

♦♦【前回までのあらすじ】♦♦

高校を卒業し、入れればどこでもいいやと地元・茨城県内の私立大学に入学したオレ...

高校時代は、野球部に所属して軍隊のような生活を送っていた反動があってか…

オレは、将来の就活の為に勉強などせずに好き勝手に遊んだり、欲しい車を買うために、ガソリンスタンドと、深夜のセブンイレブンでバイト三昧…

おかげて、好きな車に乗り毎日ウハウハだったオレ…

しかし…大学3年になり、就職活動が始まったのだが…就職氷河期で内定がもらえない…

遊んだり、バイト三昧だったので、公務員試験にも失敗したオレ…凹○ｱｩﾁ！

大学4年の半ばが過ぎても就職の内定がもらえず…

ある日。

学校が終わり、いつも通りにガソリンスタンドのバイト先へ行ったのだったが…

店の様子が変だった…

なんと！！

オレがバイトしているガソリンスタンドを経営している本社が、自己破産申請を出して倒産してしまったのだった！！

この倒産をきっかけにオレの人生が大きく変わっていくとは…

まだ知らぬオレだった…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

episode32

【オレ物語・本丸・第2章】

《運命の選択…そして旅立ち…》

オレのバイトしているガソリンスタンドが倒産してしまった…

(*_*;

どうしましょ…

(；・∀・)

大学生だけど、バイト先が潰れてしまい…

無職になってもうた…

(´・ω・｀)

ガソリンスタンドと、掛け持ちしていた深夜のコンビニのバイトは、目標だった車を買えた事と、就活に専念する為に辞めてしまったし…

無職になってもうた…

ﾏｲｯﾁﾝｸﾞ！

とりあえず、その日は倒産してしまったとの事で、家に帰った…

数日後…

スタンドの店長から、話しがあるらしく、バイト全員に集合がかかった…

店長の話しによると、運営する会社が変わるだけで、店も、メンバーもそのままだという。

よかった～ヽ(´ー｀)ノ

無職にならずに済んだ…

(；´∀｀)

しかし…

普通のガソリンスタンドではないようである…

(゜.゜)

ガソリンに代わる…

アルコール系の代替燃料…

その名も…

【GAIAX】(ｶﾞｲｱｯｸｽ)

だそうだ…

( ･´ω･｀)ﾅﾝﾀﾞｿﾘｬ…

あ…

この前、なんかテレビで見たような…

ガイアックスという燃料は、石油ではなく、天然ガスから作られるアルコール系の燃料らしく…

価格は、税金の関係でガソリンよりも

1リッターあたり、10円も安い。

普通のガソリン車に入れられるので、ガソリンとは何ら変わりはないが、ガソリンに比べてかなり廃棄ガスがキレイで環境にやさしい！！

と、最近こんな燃料が出たとテレビで見たのだった！

まさか、それがここへ来るとは…(*_*;

2週間後…

急ピッチで、店の改装が終わり…

次世代自動車燃料【GAIAX】を売る店としてスタートした…

いつも通りにお客さんが来る…

オレ『いらっしゃいませ！』

お客『レギュラー満タンで！』

……

ここからが、めんどくさい…(*_*;

ガイアックスを説明しなくてはいけないのである…

『あの～、当店ではですね…

アルコール系のを燃料を販売しておりまして…』

お客『はい？？？』

『いぇいぇ…(汗)

別に怪しい物ではないんですが、ガソリンと同じに使える、環境にやさしい新しい燃料なんですよね…』

Σ(´∀｀；)

お客『そうですか。んじゃ、それでいいです。』

ふぅ…(*_*;

知名度がまだないから、最初はキツイ…

(*_*;

また、お客さんが来た…

オレ『いらっしゃいませ！』

お客『レギュラー満タン！』

『あのですね…当店は…アルコールの…』

(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

さらにお客さん来店…

オレ『いらっしゃいませ！』

客のおっちゃん

『レギュラー30リッター！』

あのですね…

当店はですね…

アルコールの…

なんと言いますかぁ…

怪しい物ではないんですがぁ…

客のおっちゃん

『なに？アルコール？酒か！？』

ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ！

店が新しくなってから、しばらくこんなカンジだった…

しかし、オレはこの新しい燃料に興味を持った…

これから、この燃料が主流になっていくのではないかと…

ガソリンを作る原油の埋蔵量は、長くはないらしい…

しかし、ガイアックスは、天然ガスから作られるらしく、あと400年は作り続けられるらしい…

オレは、ガイアックスを未来の燃料だと確信した！！

∠( ﾟдﾟ)／ｺﾚﾀﾞ!!!!

試しに…

自分の車のスカイラインに給油してみたら…

ハイオク以上に、車のパワーが上がった！！

( ﾟДﾟ)ｳﾋｮｰ!!

コレはスゴイ！！

っ｀Д´) HEY！

バイト先で扱ってる事だし、大学の卒業論文に書くことにした！！

φ(｀д´)ｶｷｶｷ

本当は…

近くの湖の環境について、卒業論文を書く予定だったが…

全く興味がなかったので…

原稿用紙1枚も書けなかった…

卒業論文は、100ページくらい書かなくてはいけないのだが、ガイアックスについては、興味深々だったので、スラスラ書けたのだった！！

φ(｀д´)ｶｷｶｷｶｷｶｷｶｷ!!!

オレは、決めた！！

バイトの流れで、このまま社員になろう！

っ｀Д´) ｷﾏﾘ!!

バイト先でも、オレの成績が評価されていて…

『社員にならないか？すぐに上になれるぞ！！』

と、言われていた。

オレは、次世代自動車燃料のガイアックスに就職する！！

っ｀Д´) HEY！！

オレには当時、付き合って2年経つ

【ユキ】という彼女がいた…

ユキの家は【華麗なる一族】で…

父は…大手飲料メーカーの営業所長

母は…大手化粧品メーカーの営業所長

兄は…公務員のキャリア

そして…

ユキは、県内一流の銀行員だった…

オレがなかなか、就職の内定をもらえないことに不満を持ち…

ユキの兄と同じ、公務員になろうとしたが試験に失敗し…

さらに、ガイアックスという聞いたことのない会社に就職すると言ったら…

さらに、悪化した…

オレは、頭の堅い、古い考えの上司がたくさんのいる大手の企業より…

これから伸びる可能性のある、新しい分野で立ち上がった

【ベンチャー企業】

が好きだった…

さらに…

ユキと2年間付き合っていて、お互いの価値観も違い…

色んなことがスレ違い…

オレとユキは、別れることになった…

一番のショックだっのは…

オレの家が農家だからと言われた事…

『私、農家できないから…できる人見つけてもいいよ…』

と…

この言葉が、決定的だった…

オレの家・親・仕事・環境など…全てをひっくるめて好きになってもらいたかった…

そんな女…

こっちからゴメンだ…

オレは、一人になる選択をした…

お互い…この方がいいんだろう…

ユキ…

お前は…

自分の理想の男を探した方がいい…

年が明けた…

もうすぐ卒業になる…

卒業論文も書き終わり、ガイアックスへの就職も決まった…

オレの家から車で20分程の所に、潰れたガソリンスタンドを借りて、ガイアックスの新店舗を作ることになった…

オレは、まだ大学を卒業していないが、新店舗の副店長として移動することになった…

新店舗の準備が忙しく…

大学生であるオレも、時間がある時は手伝いに行った…

本当は…

友達と学生最後の思い出に…

卒業旅行で、大学のスキーツアーに申し込んでいたが…

店長も、いい返事をしてくれないし…

卒業旅行は、あきらめた…

仕方ないか…

自分で選んだ道だ…

3月1日…

大学生最後の日…卒業式

楽しかった大学生活4年間は、あっと言う間に終わってしまった…

ホントに楽しかった…

大学で仲の良かった友達は、皆…

県外の地元や、遠い所に就職が決まり、離れ離れになった…

『これからが本番だな！しばらく会えないけど頑張れよ！！』

と、みんなに別れを告げた…

みんな…

それぞれ、旅立つのだ…

オレも頑張らなくちゃな…

仲の良い友達と別れ…

彼女のユキとも別れ…

オレは、一人で新しくスタートを切ることになった…

大学を卒業して、新店舗のオープンが間近となった…

オレは、新店舗の準備の時から感じていた事があった…

なんだか…

よく分からないんだけど…

オレ…

ここの土地には…

ずっといては…いけない気がする…

to be continued…

♦♦♦♦♦♦♦♦

【次回予告】

この土地は…

先生のお告げ…

地獄の始まり…

♦♦♦♦♦♦♦♦

episode33

【オレ物語・本丸・第３章】

♦♦【前回までのあらすじ】♦♦

高校時代に自分の意と反した生活を送ってしまったオレは、勉強や自分の行きたい方向を諦め、入れれば何処でもいいやと地元・茨城県内の私立大学に入学した...

オレは、将来の就活の為に勉強などせずに好き勝手に遊んだり、欲しい車を買うために、ガソリンスタンドと、深夜のセブンイレブンでバイト三昧…

しかし大学3年になり、就職活動が始まったのだが…就職氷河期で内定がもらえず、公務員試験にも失敗したオレ…

大学4年の半ばが過ぎても就職の内定がもらえなかった。

ある日。

学校が終わり、いつも通りにガソリンスタンドのバイト先へ行ったのだったが…

オレがバイトしているガソリンスタンドを経営している本社が破産申請を出して倒産してしまったのだった！！

しかし、運営する会社が変わるだけで、店も職場のメンバーも同じだったが…

【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社に変わったのだった！！

オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので…

オレは、バイトの流れで社員になる事に決めたのだった。

オレの家から車で20分位の潰れたガソリンスタンドを借りて、ガイアックスの新店舗を作ることになり…

オレは、新店舗の副店長として移動することになった…

大学を卒業し、仲の良い仲間たちと別れて、オレは新しいスタートを切ることになった…

間もなく新店舗のオープンを迎えることになったのだが…

新店舗の準備をしている時から…

オレは、何かを感じていた…

なんだか、よく分からないけど…

オレ…

ここの土地には…

ずっといてはいけない気がする…

と…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

episode33

【オレ物語・本丸・第３章】

《～地獄の始まり～》

大学を卒業し、間もなく新店舗のオープンを向かえることになった…

潰れたガソリンスタンドを改装し、新店舗の準備も大詰めになった…

オレは、初めてこの土地へ足を踏み入れた瞬間に何かを感じた…

なんだろう…

よく分かんないけど…

オレは、この土地に長くいては…

いけない気がする…

潰れたガソリンスタンドをリニューアルするわけであって、掃除も大変だった…

ガソリンスタンドは、【防火壁】という

コンクリートの高い壁に囲まれている。

事務所の建物と、防火壁の間に、幅2メートル位の隙間の通路がある。

普段は、用がない場所なんだが、一応…掃除をした…

事務所は、防火壁の角際にあるので、事務所と防火壁の間の通路がＬ字型になっているのだが…

なんか…

この先、曲ったトコがイヤだ…

(*_*;

そ～っと、覗いてみた…

|дﾟ)ﾁﾗｯ

何もなかった…

でも、なんかココが一番イヤな場所だな…

オレは、幽霊とか見たことないし…

霊感とか…ないと思うんだが…

なんとなく、イヤな場所は分かる…

さて…

新店舗をスタートするにあたって、オープニングスタッフの募集をしなくてはいけない。

以前から求人誌に募集をかけていたのだが…

夕方からバイトの高校生しか集まらなかった…

高校生のバイトも必要なんだが、それ以上に開店から閉店まで、全ての時間帯で働ける

【フリーター】

が必要だった…

開店から閉店まで働けるのは、オレと店長しかいないので…どうしても必要だった。

移動する前にいた店舗では、フリーターが何人もいたので、従業員には不自由しなかった。

しかし…

なんでだか、この店には従業員の希望者が来ない…(*_*;

結局、従業員も足りないまま…

オープンを向かえることになった…

オープン当日…

いよいよ新店舗のオープンとなった。

なんせ、オープン初日なんで…

東京から社長も来る…(*_*;

さらに…

社長と一緒に…

おばちゃんの【先生】も来る…

何の先生かと言うと…

宗教の先生…(*_*;

何の宗教だか分らないが…

社長が従っている先生のようである…

とりあえず…

儀式が始まった…

先生が、店の神棚に拝み始める…

なんとか～、かんとか～

なんとか～、かんとか～

ん！なんとか～　かんとか～

あ！なんとか～！

かんとか～～～！

そして…

両手を…

カンチョ～ウ！！

→＿*|￣|○ ｷﾞｬｫｫｫｫｫｵ！

するポーズで…

神棚に向かって…

おぅ！！

おおおぅ！！！

と…

【気】を注入する…

【闘魂】ではなく…

【気】を注入する…

笑っては、いけません…

儀式です…m(__)m

そして…

酒・塩・米を…

店の敷地内に撒いて…

【お清め】

をした…

塩と酒は、土地を清め…

米は、土地を豊かにするという…

酒は、日本酒を使う。

普通…

【松竹梅】

などの無難な日本酒を使うのだが…

バイトで入った、元ヤンキーの、ヤンママさんに、日本酒を用意してもらったんだが…

持ってきた日本酒が…

【国士無双】

ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ！

その日本酒を見た先生は…

『ずいぶん、お偉いお酒ですね…』

と…

さすが…ヤンママ

(;´Д｀)

さて、儀式も終わり…

新店舗がオープンとなった…

お客さん第１号さん来店！！

オレが担当した…

オレ『いらっしゃいませ！！』

お客『1000円分！』

ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ！

出ました…1000円分…

(*_*;

1000円分とは、消費税込みで

1000円ポッキリ！！の意味である。

当時の価格から言うと、1000円分で12リッター位入る…

（昔は安かったですね…）

普通…

2000円分とか、3000円分は多いが…

1000円分は、あまりいない…

(*_*;

オレが今までの担当した客の最高額は…

300円分…

原チャリと、いい勝負である…(*_*;

あ…

ありがとうございましたぁ～

最高のスタートとなった…

さて…

オレは、宗教先生と少し話しをした…

従業員を募集しても、全然来ないんですと…

すると、先生は言った…

『ここの土地は、死んでいます…

だから人も集まらないんでしょう…

仮に、ここへ来るとしても…

死んだ様な人間しか来ません…

この土地を生き返らせるには…

あなたたちのパワーで

生き返らせるしかありません。

頑張るんですよ！』

と…(*_*;

いきなり…

どエライ事を言われてしまった…(*_*;

この土地は、死んでいるのか…

オレが、この土地へ来て初めて感じた事は…

これだったのか…

新店舗がオープンしてから、1ヶ月が経った…

ずっと、従業員の募集をかけているが…

今だに、誰も来ない…

(*_*;

おかげで、オレは開店の朝7時～閉店の夜9時まで…

1日も休みがもらえず働く毎日だった…

週一の休みどころか、月一の休みもない…

毎朝6時に家を出発し…

お店を開店させ…

夜9時に閉店の作業をし…

なんだかんだで、家に帰るのは夜の10時半になっていた…

家に帰って…

風呂に入って…

夕飯を食べて…

寝るだけ…

何も…出来なかった…

休みがないから出かけられない…

仕事が終わっても、夜遅いから買い物にも行けない…

なんなの？オレ…

ずっと、こんな毎日だった…

そんな中…

求人雑誌の営業マンが来た…

いつも従業員の募集を載せている求人雑誌の会社の営業マンだ…

『スイマセン…今回もウチの求人雑誌に載せてもらえませんか？』

と…

この会社の求人雑誌は、あんまり人気がなくて、見ている人も少ない…

その分、掲載料は、激安なんだが…

オレは言った…

『おたくに頼んでも、全然電話かかってこないんですけど…だから他に頼もうと思ってます…』

すると…営業マンは…

『いやいや（汗）お願いしますm(__)m

料金1ヶ月分で3ヶ月掲載しますから！

お願いしますよぅ～m(__)m（泣）』

と…

結局、会社経費の関係で…

安い求人雑誌に載せ続ける事になった…

(;´Д｀)ｾﾞｯﾀｲ…ｺﾈｪﾖ…

それから…

何回かバイトの募集の件で電話がかかってきた！！

オレは、バイトの面接に来る人を心待ちしていたが…

なぜか、面接の日に来ない…

電話かかってきて、面接の日程を知らせたが…

なぜか、面接の日に来ない…

何回もあった…

みんな…バックレ？？？

(?_?)

もしかして…

求人雑誌の反応があると思わせるための…

求人雑誌会社のヤラセ？？？

(~_~;)

サクラか？？？

(~_~メ)

何も…信用できなくなった…

そんなある日…

店にまた、日中のアルバイトの希望者から電話が来た！

すぐに面接に来れるとの事だったので、来てもらうことになった。

この人手不足の苦痛から、解放されるのか…

それとも…またヤラセか…

だが…

なんと！！

バイトの希望者が面接に来た！！

面接は、オレが担当した…

が…

なんか…

めちゃくちゃ頼りなさそう…

オレの1つ年上の人だったんだが…

なんか…この人…ダメそう…

(~_~;)

あまり関係ないが…

この人…

怪物くんの【フランケン】に似てる…

とりあえず、次の日から来てもらうことになった…

次の日…

フランケンは、バイトへ来たのだが…

活気がない…(-.-;)

お客さんと話せない…(~_~;)

仕事がのろい…((+_+))

ま～、ガソリンスタンドとかの接客業が初めてだから仕方ないかと思っていたが…

フランケンは…

次の日から来なくなった…

…凹○ｺﾃﾝ

また振り出しに戻るのか…

またある日…

日中のアルバイト希望者から電話が来た！

が…

面接の時間になっても来ない…

今度は、ヤラセか…(ー_ー;)

30分後…

原チャリに乗った…

変な男が来た…

バイト希望者のようだ…

オレは、首を長くして待っていたのに、30分も遅刻してきやがったので…

『30分も遅刻してきて、何考えてんですか？』

(-_-メ)

と、言ってやった！

(# ﾟДﾟ)ｺﾉﾔﾛｰ！

とりあえず、面接するのに事務室に招いたが…

この男…

めっちゃ臭せぇ！！

(+д+)ｵｪｰ

風呂に入ってんですか？？？

ってくらい臭せぇ！！

(+д+)ｵｪ～！

いや…

絶対に、風呂に入っていない！！

牛乳が腐ったような臭いがプンプンする…

しかも、口の周りに…

白い何かが付いていて…

キモチ悪い…

(TдT)ｵｪｪｪｪｪ

履歴書には、車の免許があると書いてあるが…

この…牛乳男は、原チャリでやってきた…

『車は？あるの？』

と聞くと…

牛乳男は…

『いゃ～！あの～！！』

『車！事故っちゃって～～！！』

なんだそりゃ…(*_*;

面接の短時間で、事務所の中は…

腐った牛乳の臭いになってしまった…

ｸｾｴ...

こんな人…

雇えません…

(+д+)

却下…

(ノ｀Д´)ノ彡┻━┻

またある日…

19才の女の子が、日中バイトしたいと電話があったので面接する事になった！

若いお姉ちゃんが入るぞ！！

ヽ(=´▽`=)ﾉﾜｧｰｲ♡

そろそろ…面接にくる頃なんだが…

そこへ…

太ったオバチャンが、店にやって来た…

なんだ…

お客さんか…(=o=;)

オレ『いらっしゃいませ！！』

太ったオバチャンは…

『あの～、面接に来たんですけど…』

はぁ～～？？？

( Д ) ﾟ ﾟ

『あの…本人様でしょうか…？』

(；´ﾟдﾟ｀)…

太ったオバチャン『はい…』

ﾀﾞｯﾌﾝﾀﾞ！

履歴書と顔を…よ～く見ると…

確かに…

オバチャンではなさそうだ…

しかし…

その着ている服は…

母親のでしょうか…(*_*;

やっぱり、オバチャンにしか見えません…

ﾏｲｯﾁﾝｸﾞ!!

見た目は気にしないとしても…

やはり…

話しても活気がない…

暗い…この人…(-_-)

ガソリンスタンドは、忙しい時、走ったりするんだが…

この太り具合ではムリでしょう…

(*_*;

そして…

たまたま足元を目にしたんだが…

ズボンのスソの中から…

スネ毛が…

ブォーーーーー！！！！！！

||||||||||||||||||||

と、はみ出していた…(;´Д｀)

オレよりスゲエ！！！

＼(◎o◎)／

女の人って、こんなにスネ毛あるの？？

ねぇ？？？？？

女の人って、スネ毛…

ブォーーーーーーーー！！！！！

なの？？？

…(；´Д｀)ｳｳｯ…

しかも長いし！！！

ｵｯﾀﾏｹﾞﾀ！

ｽﾐﾏｾﾝ…不採用とさせて頂きます…

(=_=;)

何なんだよ…(;´д｀)

面接に来る人みんな…

変な人ばかり…

( ；∀；)

フランケン…

牛乳男…

スネ毛オバチャン…

フランケン…

牛乳男…

スネ毛オバチャン…

フランケン…

牛乳男…

スネ毛オバチャン…

もぅ…

ダウンだ…

 ﾊﾞﾀｯ...

＿|￣|○ il||li　ｵｩｩｩｩｩｩ…

先生が言った、あの言葉…

『ここの土地は死んでいます…

だから人が集まらないんでしょう…

たとえ来たとしても…

死んだような人間しか来ないでしょう…』

と…

先生の言った事は本当だった…

だが…

それは、ほんの序論に過ぎなかったのだ…

to be continued…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

【次回予告】

死んだ土地の力は

さらにオレを苦しめる…

ボロボロになっていく…オレ

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

本編にもありましたが、オレは、なんとなく嫌な場所がわかります…たぶん…

昔…友達の、いっちゃんと夜中に見知らぬ土地をテキトウに車で、ブラブラ走っていました…

山道に入って、さらに進んでいったら…

な～んか、嫌な予感がしてきて…

すると！！

目の前にデッカイ！コンクリートの壁が現れたのです！！

夜だから、周りが暗くて分かりませんでしたが、そこは…ダムの真下だったのです…

(*_*;

その瞬間、オレは…

(+д+)うゎ～～～～！！！

って、全身鳥肌がたち…

ここはマズイ！！逃げろ！！！

ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ﾉ

と、言って、

車をUターンして逃げてきました…

道路沿いには、ダムからの川があったのですが、来るときは気が付きませんでした…

逃げてる時に、川が右手側だったんですが…

オレの身体、右側半分、鳥肌が立ちっぱなしでした

(*_*;(*_*;(*_*;(*_*;

近くのファミレスに入り…

オレは、

『あ～怖かった…あ～怖かった…』

の連発でした(*_*;

友達の、いっちゃんは何も感じなかったようで、ワケが分かんなかったようです（笑）

しかし…

あのダムが気になり…

また行くことになりました(*_*;

さすがに、ダムの真下は勘弁なんで、別の道から、ダムの上に行くことにしました…

ダムの上に来ると、公園になってました…

それでも、やはり…ダムが怖くて近づけませんでした…(*_*;

夜中だから、なおさら…

いっちゃんは、ダムの下を覗き込み…

『あ～確かに怖いねぇ～』

と…

オレは

『ダメだから、戻って来てくれ！』

と騒いでました（笑）

何だか知らないけど、そっちには行っては、いけない気がして…

呼ばれてるような気が…

(*_*;

とりあえず…無事に帰宅しました^_^;

たぶん…

今までで一番怖い思い出です

(*_*;

episode34

【オレ物語・本丸・第４章】

♦♦【これまでのあらすじ】♦♦

高校時代に自分の意と反した生活を送ってしまったオレは、勉強や自分の行きたい方向を諦め、入れれば何処でもいいやと地元・茨城県内の私立大学に入学した...

テキトウに過ごしていた大学生活だったので、自分のやりたい仕事が分からず、就職氷河期という時期でもあり大学4年の半ばが過ぎても就職の内定がもらえなかった。

そんな中、オレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社に変わったのだった！！

 オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだった。

 オレの家から車で20分位の潰れたガソリンスタンドを借りて、ガイアックスの新店舗を作ることになり、オレは、新店舗の副店長として移動することになったのだが、新店舗の準備をしている時から、オレは不吉な予感がしていた...

 オレは、

ここの土地には…

ずっといてはいけない気がする…

やがて、新店舗がオープンした。

しかし、十分な従業員も揃わぬままだった…

新店舗がオープンの日に、東京から社長と一緒に、社長が従っている宗教の先生も来た。

先生は、こう言った…

『ここの土地は、死んでいます…

だから人が集まらないんでしょう…

仮に人が来たとしても、死んだような人間しか来ません…

この土地を生き返らせるには、あなた方のパワーが必要です。頑張るんですよ！』

と…

先生の言った事は本当だった…

バイトの面接に来る人みんな…

変な人ばかりで、採用なんて出来なかった…

おかげでオレは、新店舗がオープンしてからずっと休みがもらえず…開店から、閉店まで働かされた…

死んだ土地が…

オレを肉体的・精神的に追いつめてくる…

しかし…

それは、ただの…

序論に過ぎなかったのだ…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

episode34

【オレ物語・本丸・第４章】

《 ボロボロになる… 》

新店舗がオープンして…

3ヶ月目に入ったが…

今だに…日中の従業員が入らない…

オレは、新店舗がオープンしてから毎日…

開店から閉店まで仕事していた…

休みなどない…

何のために働いてるんだか…

わからなくなってきた…

毎日、15時間労働…

立ちっぱなし…

さらに…

月180時間の残業…

100％サービス残業…

何なんだよ…

この会社…

毎日、本社へ営業日報をFAXで送っている。

労働時間も記入しているが…

本社は何も…言ってこない…

何なんだよ…

この会社…

相変わらず、従業員を募集しても来ない…

フランケン・牛乳男・スネ毛おばちゃんの3人が面接に来て以来…

誰も来ない…

このスタンドには、朝一番から苦労させられる事があった…

朝、店に来ると…

店のガラス全てが…

緑色になっている…

(;´Д｀)？？？

何だろう？と…よく見ると…

店のガラス一面に…

カメムシが貼り付いている…

カメムシは、緑色…

ガラスが緑色になるくらい、たくさんのカメムシが貼り付いている…

この店の周りは、ど田舎で、山しかない…

外灯もない…(*_*;

夜中に、店内のジュースの自動販売機の明かりを目がけて…

山からたくさんのカメムシが集まってくるのだった…

(;´Д｀)

毎朝…カメムシの掃除…

カメムシ…

クセぇし…

さらに…

店に来るお客さんも…

変なのが多かった…

精神的・肉体的にも辛かったのだが…

さらに、疲れさせるような客ばかりだった…

ある朝…

お客さんが混み合ってて忙しいのに…

知らないオバチャンが、幼稚園児の男の子を車で連れてきて…

『この子、どこの幼稚園だかわかる？』

と、聞いてきた…

はぁ？？？( ﾟдﾟ)

アンタの孫じゃないの？？

なんで知らない子ども連れて歩いてんの？？

誘拐？？(;´Д｀)

全く、意味が分からんババアだった…

この子、どこの子？って言われたって分かるわけねーだろが！！

(ー_ー;)…

またある日…

少し離れた所に、ハンバーガー店があり…

どうやら、お客にガソリンの割引券を配っていたらしく…

お客で来た、アホ女が…

ハンバーガーを…

もっしゃ！もっしゃ！

と食いながら…

(゜o゜)『は～～～い。』

と、割引券を出してきた…

おぃ…(-_-;)

割引券見てみろや！！

【ゼネラル・Esso・Mobile】

って、でっかく書いてあんじゃねーか！

(# ﾟДﾟ) ﾑｯｶｰ!!

もっしゃ！もっしゃ！食ってねーで、よく見ろや！！

(# ﾟДﾟ) ﾎﾞｹｰ!!!!!

さらに…

お客で来た、変なオヤジが…

給油機の所に車を停めたのだが…

車の給油口が反対側だったので…

『ｽｲﾏｾﾝ…給油口が反対なんで、移動してください。』

と言ったら…

オヤジは、給油機を左回りに移動した…

が…

またしても、車の給油口が反対側…

ｱﾎ...

『あの～、給油口が反対なんで…車の向きを変えてください…(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ』

すると…

オヤジはまた…

給油機を左回りに移動し…

また、車の給油口は反対側…

何グルグル回ってんだコラー！！

(ノ｀Д´)ノｶｧｧｧｧｧ!!!!!

オレは…

『あの…反対側なんですが…』

と言うと…

オヤジは…

どうしたもんだか…と…

腕組みをして考え始めた…

ﾀﾞﾒﾀﾞｺﾘｬ...

はたまた…別の日…

お客で来た…変な姉ちゃんが…

給油が終わり…

お会計が終わり…

帰って行ったんだが…

5分後…

なぜか…

歩いて店に戻ってきた…

(・_・;)ｸﾙﾏﾊ？

変な姉ちゃんは…

『あの～、車が落っこっちゃいました…』

と…

はぁ？？？( ﾟдﾟ)

変な姉ちゃんの後に付いていくと…

すぐ近くの交差点の所にある、深いドブに…

車が落ちている…(;´Д｀)ｱﾘｬ～

しかも…

何でだか…

車が上を向いて落ちている…

ロケットが発射台に設置された様なカンジである…

何で、こんなふうに落ちたのか聞くと…

交差点を曲ったのだが…

バックしたくなって…

バックしたら…

そのまま落ちた…

こんなの救出は無理…(-_-;)

(# ﾟДﾟ) JAF呼べ！！JAF！！

そこへ…

トラクターを乗ったオッチャンが現れ…

慣れた手つきで…

トラクターと、車をロープで繋ぎ…

引き上げた…

(；・∀・)ｵﾐｺﾞﾄ…

なんでも、ここのドブは…

なんでだか知らないが…

車がよく落ちるらしい…

呪いのドブだ…(*_*;

さらに、ある日…

客ではないが、車が1台入ってきた…

オレより年上の…

元暴走族のような、あんちゃんと…

元暴走族のような、嫁…

そして…子ども2人

が、やって来た…

元暴走族のあんちゃんは…

『この近くに温泉あるみたいだけど、どこよ？』

と聞いてきた…

たしかに…

地図にも看板にもないような、謎の温泉があるとは聞いたことあるが…

オレ…

この場所は地元じゃないから分からない…

地元のアルバイトの高校生に聞いたんだが…

やはり知らない…

オレは…

『ｽｲﾏｾﾝ…近くにあるとは聞きますが…よく分からないんです…』

と言うと…

『なんで分かんねーの？この近くなんだろ？』

と…

だから、分かんねーって言ってんだろうが！！！

ヽ(｀Д´#)ﾉ

そして、その男は…

何も言わず…

車を急発進して行ってしまった…

普通さ…

『ありがとう』

とか、

『スイマセン』

とか言うんじゃね～の？？？

(~_~メ)

オメェの家庭なんか…

崩壊してしまえ━━━━━！！！！！

ヽ(｀Д´#)ﾉ

さらに…

お客で来た、キツネ顔の女が赤ん坊を連れて店内のテーブルで…

オムツを交換し始めた…

キツネ女は…

『ちょっと、リモコン貸してくれる？』

と言ったので、テレビのリモコンを貸した…

すると、キツネ女は…

赤ん坊が落ち着くように、テレビのリモコンを持たせた…

赤ん坊が…

リモコンを落とした…

キツネ女は、それを見ていたのに…

リモコンを拾わず、帰って行った…

しかも…

オムツを持ち帰らず…

店内のゴミ箱へ捨てて行った…

そういうのは…持ち帰れよ…

この…

クソ女━━━━━━━━━！！！！！

ヽ(｀Д´#)ﾉ

オレの働いていた店は、道路と店のと間が砂利で広くなっている…

砂利の場所は、県の土地である…

砂利の場所が、ボコボコになっていてお客さんが入りづらい…

ただでさえ疲労でクタクタなのに、少しでも砂利の場所を平らにしようと、スコップで辺り一面から砂利を集めて平らにしたのだが…

店の前を、猛スピードで走ってきたオデッセイに乗ったババアが…

急ブレーキを踏み…

苦労して埋めた穴の砂利が…

一気に吹っ飛ばされた…

(#ﾟДﾟ)クソババアー！！！

絶対に呪ってやる！！！！！

ヽ(｀Д´#)ﾉ

みんな変な奴ばかりしか来ねぇ…

(-_-;)

普通…

オレ…この程度では、怒らないんだが…

なんか違う…

原因はオレだ……

精神的にも…

肉体的にも…

まいってるから…

心が腐ってきてるんだ…

先生が言ったあの言葉…

『ここの土地は死んでいます…

この土地を生き返らせるには…

あなた方のパワーで生き返らせるんです。

頑張るんですよ。』

と…

無理だよ…

この土地が生き返る前に…

オレが魂を吸い取られちまう…

もう…

ボロボロだよ…

オレの手は、今までにないくらい…

全ての関節が赤切れてしまい…

血だらけになっている…

奥歯の歯茎も痛い…

虫歯じゃないのに…

ものすごく痛い…

舌で触ると、歯茎が変形しているのがわかる...

過労が原因だった…

痛みに耐えられず、痛み止めの薬を飲んだんだが…

薬の効き目は3時間しか持たなくて…

1日に何度も飲んだ…

説明書には、1日2回までと書いてあるが、無理だった…

1日に6回くらい飲んでいた…

体に悪いのは分かっているが…

この痛みには…

耐えられなかった…

身体を休めたいけど…

休みがない…もらえない…

店長が…

『休みなんていらないだろ？オレは、いらないな！嫁さんも仕事行ってるし、子どもも、学校に行ってるから、家にいてもしかたないんだよね。』

と…

それは…

店長の都合だと思うが…

しかも…オレと店長では、負担が違い過ぎた…

オレは、開店の朝7時から夜9時の閉店まで…

店長は、朝8時から夜8時まで…

オレが店の事、全てやっていた…

昼飯の時くらいしか休憩がない…

後は、ずっと立ちっぱなし…

店長は、気楽だった…

事務所でインターネットやってたり、寝てたりしてるのがほとんどだった...

さらに…

店長は、他店舗の店長と仲良くなる為に…

オレをバカにした話しをしながら、笑いあっていた…

『オレが、○○店長と仲良くなるために、お前はダシになれ！』

と…

最低だった…

ある日…

オレの店の店長と、他店舗の店長2人、そしてオレを合わせて4人で合コン？みたいな飲み会に行った…

店長たちは、オレをバカにして…

女の子たちの笑いをとっていた…

オレは、そんな冗談にも乗る気にならず…

ただ…我慢していた…

内心…半ギレだったが…

オレは、体育会系育ちの人間…

なんであろうと、先輩には逆らわないのが主義…

ひたすら我慢していた…

次の日…

昨日の合コンで、オレの【ノリ】が悪いと言われ…

オレは…

『あんなの、乗る気になれません…』

と言った…

店長は…

『後輩がダシになるんだよ！オレだって昔は、そうだったんだよ！！』

と…

すかさずオレは…

『そんなの必要なんですか？オレは、後輩にそんな事はしたくないです！なんで、後輩をオレと同じ気持ちにさせなくちゃいけないんですか？間違ってますよ！それ！！』

と言うと…

店長は…

『なんだ！この野朗！！』

と、オレの胸ぐらを掴んで一触即発の状態になった…

バイトのヤンママさんに止められて、事は収まったが…

オレは、間違っていないと思う…

オレは、体育会系育ちの人間…

高校時代は、名門な野球部に入っていた…

名門だけあって、いろいろと

【先輩・後輩のしきたり】があった…

しかし…

いいモノもあれば…

全く理不尽なモノもあった…

いらぬ伝統は、なくすべき…

オレの年代で、後輩に対する理不尽な伝統は全て消してきた…

店長も、オレが言ってる事は正しいと分っていたはず…

だから手が出たのだ…

オレが、この店へ来た事で一番ショックだったのは…

この事だった…

店長とは、以前いた店舗から一緒に働いていて仲が良かった…

休みの日には、一緒に遊びに行ったりしていた…

尊敬する先輩だった…

しかし…

この土地へ一緒に来てから、変わってしまった…

バイトのヤンママさんも、以前から一緒に働いていたんで、店長の事をよく知っていたが…

『店長…変わったよね～』

と…

先輩…こんな人じゃなかったのにな…

さらに、追い打ちをかける事があった…

それは、土曜日の夜だった…

ようやく仕事が終わり、なんとか今日も1日乗り切ったのだったが…

オレの携帯に電話がかかってきた…

地元の友達の、ナオキからだった

『今、居酒屋で、みーちゃんと飲んでるんだ！ユキちゃんもいるぞ！今から来なよ！』

と…

みーちゃんとは、ナオキの元カノであり…

オレが2年間付き合って半年前に別れた…

ユキのマブダチである…

ちょっと待てよ…

なんで…ユキがいるんだよ…

今から来いだなんて…

なんで別れた彼女と会わなくちゃならないんだ…

オレは、別れた彼女とは友達に戻れるような器用な男じゃない…

ユキとの別れ方も…キレイな別れ方じゃないし…

会いたくない…

オレは、『無理！』と言ったんだが…

『みんな待ってるから来なよ！』

と…

とにかくしつこかった...

どういう神経してんだよ…

お前ら…

行きたくなかったが…

なんか逃げてるみたいでイヤだから…

オレは、元カノのユキがいる所へ…

向かったのだった…

to be continued…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

【次回予告】

～小さな光～

次の話は…

泣きます…(TдT)

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

今回もご覧頂きありがとうございました

m(__)m

まだまだ続きます…

どうか、飽きずに最後まで読んでください

m(__)m

よく聞く話しですが、人間は…土地の力の影響を受けやすいらしいです…

例えば…

引っ越しして、仕事の成績が悪くなったり…

体調を崩しやすくなったり…

夫婦喧嘩が多くなったり…

逆に…土地によっては、全てがいい方向へ転がる場合もあるようです…

科学的には証明出来ませんが…

オレは、こういうの…

あると思います…

信じるか信じないかは…

アナタ次第…

episode35

【オレ物語・本丸・第５章】

今回のお話は、この物語全100話の中でも指折りに入る話しです。

どうかゆっくりと読んで頂けますと嬉しいです。

 ♦【これまでのあらすじ】♦

高校時代に自分の意と反した生活を送ってしまったオレは、勉強や自分の行きたい方向を諦め、入れれば何処でもいいやと地元・茨城県内の私立大学に入学した...

テキトウに過ごしていた大学生活だったので、自分のやりたい仕事が分からず、就職氷河期という時期でもあり大学4年の半ばが過ぎても就職の内定がもらえなかった。

そんな中、オレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社に変わったのだった！！

 オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだった。

 オレの家から車で20分位の潰れたガソリンスタンドを借りて、ガイアックスの新店舗を作ることになり、オレは、新店舗の副店長として移動することになったのだが、新店舗の準備をしている時から、オレは不吉な予感がしていた...

 オレは、

ここの土地には…

ずっといてはいけない気がする…

やがて、新店舗がオープンした。

しかし、十分な従業員も揃わぬままだった…

新店舗がオープンの日に、東京から社長と一緒に、社長が従っている宗教の先生も来た。

先生は、こう言った…

『ここの土地は、死んでいます…

だから人が集まらないんでしょう…

仮に人が来たとしても、死んだような人間しか来ません…

この土地を生き返らせるには、あなた方のパワーが必要です。頑張るんですよ！』

と…

先生の言った事は本当だった…

来る客は、疲れさせられるような客ばかり...

そして、喉から手が出るほど欲しかった従業員も面接に来る人みんな…

変な人ばかりで、採用なんて出来なかった…

おかげでオレは、新店舗がオープンしてからずっと休みがもらえず…開店から、閉店まで働かされた…

死んだ土地が、オレを肉体的・精神的に追いつめてきた…

この店に関わるもの全てがオレの身も心も…

ボロボロにしていった…

さらに追い打ちをかけることがあった...

ある日の土曜日の夜。

ようやく仕事を終えた時に、友人の　

ナオキから電話があった…

『今、居酒屋で、みーちゃんと飲んでるんだ！ユキちゃんもいるぞ！今から来なよ！』

と…

みーちゃんとは、ナオキの元カノであり…

オレが2年間付き合って、半年前に別れた…

ユキのマブダチである…

ちょっと待てよ…

なんで…ユキがいるんだよ…

今から来いだなんて…

なんで別れた彼女と会わなくちゃならないんだ…

オレは、別れた彼女とは友達に戻れるような器用な男じゃない…

ユキとの別れ方も…キレイな別れ方じゃないし…

会いたくない…

オレは、『無理！』と言ったんだが…

『みんな待ってるから来なよ！』

と…

とにかく、しつこかった...

どういう神経してんだよ…

お前ら…

行きたくなかったが…

なんか逃げてるみたいでイヤだから…

オレは、元カノのユキがいる所へ…

向かったのだった…

♦♦♦♦♦♦♦♦

episode35

【オレ物語・本丸・第５章】

《～ 小さな光 ～》

オレは、ものすごく行きたくなかったんだが…

なんか逃げてるみたいだから、元カノのユキがいる居酒屋へと向かった…

オレの顔は、疲れ果てて…やつれてるし…

目の下もクマだらけだし…

なんか…ショボくなった姿を見せたくなかった…

しかしよ…

おかしくねぇ？この飲み会…

なんで、元カレ・元カノどうし集まって飲んでるんだよ…

昔の思い出話しを語り合うのか…？

冗談じゃねぇ…

こんなことを考えながら…

オレは、3人がいる居酒屋へとやってきた…

3人がいた…

『お～い！こっちだよ！』

と…友人のナオキが呼ぶ…

ナオキの元カノの、みーちゃんが

『久しぶりだね！』

と…

そして…

隣にいる…

オレの元カノのユキも…

『久しぶり！』

と…

オレは…

『あぁ…　久しぶりだね…』

としか言えなかった…

ユキは、オレと会っても…別に何の動揺もなく普通にみんなと楽しそうに話しをしていた…

オレは、メチャクチャ気まずくて、何も話せなかった…

3人は、いろいろな話しで盛り上がっていた…

別に…オレいなくてもいいじゃん…

なんなんだよ…

この集まりは…

オレは、席に付いてから一言も話さなかった…

ユキが…

『どうしたの？』

と聞いてきた…

どうしたの？じゃねーだろ…

オレは…

『あ…いや…従業員が全然入らなくてずっと休みもらえてなくて…疲れてんだ…』

と言った…

するとユキは…

『ふ～ん。休みないと辛いよね。』

と言い…

『それでね！あのさ～』

と、3人の話しに戻っていった…

おぃ…

終わりかよ…

すんげー、他人事ってカンジだな…

みんなが仕事の話しをした…

3人とも、土・日・祝日が休みの…

うらやましい会社である…

『有給休暇を使って旅行いきたい！』

とか…

『有給休暇、使わない分は、買い取りしてもらえるから、給料が増える♪』

とか…

『今月は残業代稼いだ♪』

とか…

『ボーナス楽しみだなぁ～！』

とか…

楽しそうに話していた…

オレなんか…

有給休暇なんてもらえない会社だし…

有給休暇どころか、普通の休みがない…

ボーナスなんて、出ない…

残業代？？？

100%サービス残業なんだけど…

月180時間のサービス残業だよ…

オレ…

こいつらより、はるかに労働時間長いのに…

こいつらより、給料もらってない…

何なの？オレ…

バカみたい…

やっぱ…俗に言う…

【良い会社・ちゃんとした会社】

に入らないとダメなのか…

さらに…

ユキは、みーちゃんに元カレについての話しを始めた…

どうやら、オレの後に付き合って、すぐに別れた元カレの話しらしい…

『ど～しよ～かな～。ヨリ戻そうかなぁ…』

と…

あのさ…

オレ、目の前にいるんだけど…

普通...そういう話しする？

オレは...ユキとは別れたけど、ユキに対してまだ、気持ちの整理がつかないってのもあった...

2年間、真面目に付き合ってたワケだし...

2年間、幸せだったのね...

最終的には、別れたけど...

その後に出来た彼氏の話しなんて聞きたくないんだよ…

ユキよ...

お前は、オレ事...どう思ってる？

もう...なんの未練もない...

ただの元カレか…？

ただの友達か…？

普通...こんなもんなのか...

オレが神経質過ぎるのか...

女って、次の彼氏が出来れば...

元カレの事なんか、キレイに忘れられるの？

だから、お前は...

オレと付き合っていた時に、平気で昔の彼氏をオレに会わせたのか...？

女なんて…

もう、わかんねぇょ…

結局、最後までオレは話す事なく...

飲み会は終わった...

帰り...

ユキと、みーちゃんは、ナオキが車で乗せてきたらしく

ナオキが...

『ユキちゃん送っていきなよ！』

と言った...

なんて事...言うんだよ...

オレがずっと、居酒屋で黙り込んでたから...

ユキが、オレのことを嫌がって

『え…　ナオキ君、送ってよ！』

と言った...

なんか...腹立ったが...

オレも、その方が良かった。

でも、ナオキが...

『いいじゃん！2人で帰りなよ！』

と...

そそくさと、みーちゃんを車に乗せて帰ってしまった...

オレと、ユキ...

2人だけになってしまった...

すんごく気まずいが...

『送ってくよ...』

と言って、ユキを車に乗せた...

帰りの車内は、無言だった...

ユキも、何も話さない...

オレは...何でだか...

ユキが今、楽しそうに過ごしてるから...

つい...

こう言ってしまった...

『ユキ...　お前は、いいな...

　新しいスタートが切れて...』

と...

オレが言った、新しいスタートとは

新しい恋人が出来たという意味...

ユキは...

『え？アンタも頑張ればいいでしょ！』

と…

言われなくたって、頑張ってんだよ...

頑張ってるんだよ...

オレは...

ユキの家に着くまでの会話は、これだけだった...

ユキの家は、道路からちょと奥に入ったトコだった。

付き合ってる頃は、自宅の庭まで車で送って行ったが...

ユキは...

『ここでいいよ！ありがとう！』

と...

途中で車を降りた...

そして、ユキは...

振り返る事なく...

自宅へと歩いて行った...

もう昔とは違う...

昔は、手を振って、いつまでも見送ってくれた...

でも、今は...

振り返ることもなく...

暗い夜道を...1人で歩いていった...

ユキが別人に見えた...

きっと...

もう会うことはないだろう...

さよなら...

ユキ...

自宅に帰って、1時間位してからだったろうか...

先ほど一緒に飲んだ、ナオキからメールが来た...

『さっきはお疲れ！なんかね、みーちゃんと、ユキちゃんが...お前の事、最低だったって言ってたぞ...』

と...

何が最低だよ...

最低なのは、お前らだろう...

もう...嫌だよ...

何もかも...

オレは返事を返さぬまま、布団に入った...

布団に入り、目を閉じて...

オレは、人生で初めて...こう思ってしまった...

『このまま…

　目が覚めなきゃいいのに…』

『もう...

　死んでもいいよ...オレ...』

次の日

いつも通りに目が覚めたオレは...

また...

仕事へと向かったのだった...

今日は日曜日…

日曜なんで、高校生のバイトが日中から入れたんで、オレの仕事は…

スタンドのチラシを、近くの家に1軒1軒、ポストへ入れる作業だった…

違う店舗のヤツが、1軒1軒チラシ配りをやっているという話しが社長の耳に入ったらしく、全店舗やれ！との事だった…

だいたいさ…

こんなチラシ、1人の人間が1日に何枚配れると思ってんだよ…

新聞屋に頼んで、チラシを入れてもらった方が、大量に配布出来るし…

チラシ配りをやる為に、余計に人件費が掛かる…

新聞屋に頼んだ方が、よっぽど安くて大量に配れるんだが…

すんげー、効率悪い…

オレは、バイトの高校生の自転車を借りて、チラシ配りをやっていた…

だんだん嫌になってきた…

海が近かったので、しばらく海を見下ろせる崖の上で、ぼーっとしていた…

今日は日曜日だし、天気もいい…

海では、家族連れや、カップルが楽しそうに砂浜で遊んでいた…

楽しそうな声…

オレは、あの人達みたいに…

なれないのか…

季節は5月下旬…

オレの誕生日が近い…

この時期は、暖かくて気持ちがいいから好きなんだが…

今のオレは...すごく切ない...

オレ…

何やってんだろう…

なんでこうなっちゃったんだろう...

こんなはずじゃなかった...

そう思いながら…

しばらく海を見つめていた…

1時間位経っただろうか…

オレは、店へと戻った…

店では、お客さんに、花の種が入ったポケットティッシュを配っていた…

何種類かの花の種があり、たくさんあったので、2人のバイトの高校生と一緒に、プランターに花の種を播いてみることにした…

1人ずつ、自分のプランターに花の種を播いた…

誰が先に花が咲くか、勝負しょう！ってことで、やってみた…

2人の高校生が選んだ花の種は…

【マリーゴールド】

だった…

なんだい！（笑）

2人とも、ありきたりな花を選んで！

んじゃ、オレは…コレだ！！

オレが選んだ花の種は…

【日々草】

……

何て読むんだ？この花…

【ひびそう】？？？

バイトの高校生に聞いたが…

『ひびそう？ですかね…？？』

と、誰も知らなかった…

正解は…【にちにちそう】

ま～、いいや。

とりあえず、3人で花の種をプランターへ撒いたのだった…

芽が出るのを楽しみにしながら、数日が経った…

バイトの高校生たちが選んだ

マリーゴールドは、すぐに芽が出た…

オレの、日々草は…

まだ芽が出なかった…

さらに日が経ち…

マリーゴールドは、どんどん大きくなっていき…

綺麗な花を咲かせた…

オレの日々草…

芽すら出ない…

なんだよ…コレ…

2人のマリーゴールドは、こんなに綺麗に花を咲かせているのに…

なんか…

今のオレみたい…

日々草まで、オレをバカにしてるのかよ…

芽が出ないんなら…

もう捨ててしまおうかと思った…

種を播いて1ヶ月以上経っている…

もう、プランターを片付けようと思った頃…

何やら、小さい緑色のものが…

芽だ！！

芽が出たんだ！！

オレの日々草は、ようやく芽を出したのだった！！

さらに、数日後…

芽は大きくなり…

太く、濃い緑色のガッチリとした芽になった！！

さらに、日が経ち…

芽は、どんどん大きくなり…

綺麗な、白とピンク色の花を咲かせたのだった！！

オレが播いた日々草の種は…

太く、力強い芽を出し…

肉厚で、たくましく綺麗な花を咲かせたのだった…

遅かれども花は咲く…

遅く咲いた花ほど…

太く…

力強く…

オレは、ずっと日々草を見つめていた…

すると…

日々草が…

オレに、こう語りかけているように感じた…

『強く生きろ！！』

と…

オレの目には…

涙が溢れていた…

日々草が咲いてから数日後だった…

アルバイトがしたいとの事で電話があった…

すぐに面接に来れるとの事だったので、すぐに来てもらった…

すると…

藤田さんと言う、オレの2つ年上で、しっかりとした男性だった…

彼は、ガソリンスタンドの経験もあり、すぐに即戦力になれる人だった！

料理人を目指して、夜間の専門学校に通っているので、日中アルバイトしたいとの事だった…

ようやく、頼もしい人が入ってくれた…

彼が来てくれたおかげて…

オレは、ようやく週に一度の休みを取る事が出来るようになった…

藤田さんは、店を開ける早番専門でやりたいとの事だったので、オレは開店から閉店まで働かされることがなくなり、午前11時～閉店までの遅番専門になる事ができた。

労働時間が、かなり楽になれたのだった…

ようやく…

普通の勤務時間になれた…

この新店舗に来て、約５ヶ月…

毎日休みなし…

毎月180時間のサービス残業…

肉体的・精神的に苦痛だった毎日からようやく開放されたのだった…

店の雰囲気も変わってきた…

穏やかになってきた気がした…

死んだ土地が蘇ったのだ

オレもまた…

精神的・肉体的に回復してきた…

オレは…

日々草に生きる力をもらったのだ…

日々草…

今でも…

オレが一番好きな花…

to be continued…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

【次回予告】

新たな試練が…

今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

今回までの話しで、1stステージクリアです☆

1stステージ読破おめでとうございます♪

次回から、2ndステージに入ります（笑）

まだまで続きます。オレ物語・本丸。

今回のお話しは、オレ物語全100話の中でも指折りの話しでした。

人生のどん底から、日々草に生きる力をもらいました。

今でも日々草のたくましさをハッキリと覚えています。

海で楽しく遊んでいる家族や、カップルたちを見て、オレはあの人たちみたいになれないのか...と、たそがれていた時の切なさは今でも心に残っています。

でも、今では良き妻と出会い、３人の娘たちに恵まれて...

生き続けて良かったと心から思います。

本当に日々草に感謝したいです。

それではまた次回お会いしましょう！

毎週日曜日の夜に掲載します。

次回は、11月19日(日)お楽しみに！

episode36

【オレ物語・本丸・第６章】

～ 新たな試練 ～

♦【これまでのあらすじ】♦

高校時代に自分の意と反した生活を送ってしまったオレは、勉強や自分の行きたい方向を諦め、入れれば何処でもいいやと地元・茨城県内の私立大学に入学した...

テキトウに過ごしていた大学生活だったので、自分のやりたい仕事が分からず、就職氷河期という時期でもあり大学4年の半ばが過ぎても就職の内定がもらえなかった。

そんな中、オレがバイトしているガソリンスタンドの会社が倒産し、【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社に変わったのだった！！

 オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだった。

潰れたガソリンスタンドをリニューアルして新店舗を作ることになり、大学卒業後すぐにオレは、新店舗の副店長として移動することになったのだが…

オレは、何か不吉な予感がしていた…

この土地は死んだ土地だったのだ...

新店舗がオープンしてからも、なかなか従業員が入らない…

オレは、約5ヶ月休みなしの開店から閉店まで働かせられる日々だった…

精神的・肉体的にも追い詰められてしまい…

『もう死んでもいい…』

と思ってしまう程だった…

しかし、ちょっとしたきっかけで自分で種を撒いて育てた

【日々草】の力強い姿を見て

オレは、生きる力をもらったのだった…

日々草が咲いてから、待望だったバイトさんが入り、オレはやっと休みが取れるようになり、勤務時間も楽になった。

また、店の雰囲気も良くなり、オレは精神的・肉体的に回復してきたのだった…

死んだ土地が蘇ったのだった。

しかし…

それで全てが解決したわけではなかった…

新たな試練がオレに…

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

episode36

【オレ物語・本丸・第６章】

～ 新たな試練 ～

ようやく待望の日中のバイトさんが入り、精神的・肉体的に回復し、落ち着いたかと思ったのだが…

ある日…

本社の本部長から、オレ宛に電話があった…

本部長が言う…

『危険物取扱者の免許もってないよね？』

オレ

『あ…はい。もってないです…』

本部長

『手続きしてあるから、危険物取扱者の免許を取りに合宿へ行っくれ！明後日からだから、よろしく！』

オレ『 ( ﾟдﾟ )はい？？？』

なんと…

明後日から、いきなり…危険物取扱者の免許を取りに合宿へ行くことになったのだった…

ヽ(；´Д｀)ノｱﾀﾌﾀ…

ガソリンスタンドでは…

【危険物乙種第四類取扱者】

通称…【乙四】

という資格が必要である…

普通のバイトさんには必要ないが…

ガソリンスタンドの責任者になるには必要不可欠な資格であり…

国家試験に合格しなくてはいけない…

(*_*;

高校生でも、授業で勉強して【乙四】を取る人もいる。

オレの高校は、普通科の高校だったんで、何もなかった…

どうせなら…

ガリ勉の高校より、専門分野のある高校へ行った方が、社会に出てから、よっぽどタメになると思った…

さて…

危険物取扱者の資格を取りに合宿へ行く日になった…

他店舗の先輩・後輩と一緒に3人で合宿へ行く事になった…

合宿所は、東京の武蔵村山市…

3人で、地元の水戸駅へ行き…

ボストンバッグを片手に、上野行きの特急を待っていた…

見るからに…

田舎者の上京…(*_*;

なんとか電車を乗り継ぎ…

武蔵村山市へやって来たのだが…

合宿所の場所が分からなくて…

ウロウロ……(´Д`；)

ウロウロ…………(；´Д｀)

1時間くらいウロウロして…

タバコ屋のおばちゃんに聞いたてみたら…

『そんなトコ知らん。』

と…

あんまり電話したくなかったが…

本社に電話して、場所を聞いたら…

電車を下りた駅前だった…

思いっきり、明後日の方向へ歩いちったじゃないかぁーーー！！

(# ﾟДﾟ)ﾁｯｸｼｮｰ!!

さて…

合宿所へ着いたのだが…

そこには、大きな看板に…

【○○特訓道場】

と…書いてあった…(*_*;

道場？？？

柔道とかじゃないよね…

投げられるのか…(;´Д｀)

恐る恐る…中へ入ってみた…

『たのもー！！』

って言うべきか…(*_*;

特訓道場とやらの中に入ってみると…

だだっ広い部屋に…

会議室によくある長いテーブルと、パイプ椅子…

教室のようだ…

そこには、30人位の人達が集まっていた…

みんな今日から合宿のようである…

さて…

とりあえず席に着いた…

先生のおばちゃんが説明を始めた…

『みなさん、ようこそいらっしゃいました。今日から3日間ここで勉強してもらい、4日目に新宿の消防署へ行って、乙四の試験を受けてもらいます！』

と…

そう…

この合宿は、3泊4日なのである…(*_*;

が…しかし…

地獄の合宿になるとは…

まだ知らないオレだった…

おばちゃん先生の説明が終った…

時間は、夕方の6時を過ぎていたので、明日から頑張ろう！！

と、思った矢先…

『はい！では、この問題をやって！！』

と…

いきなり、過去の試験問題を出された…

ﾏｼﾞﾃﾞｽｶ！

乙四の問題は、全部で35問あり、3つの分野に分かれている…

面倒な事に…

3つの分野全て合格点内に入らないといけない…

他が満点でも、1つの分野が点数低かったら終わりである(*_*;

で…

いきなり問題をやらされたのだが…

全然意味が分からん…