もくじepisode81~90

【オレ物語・本丸編】

毎週日曜日の夜に新作を掲載します!(早まる場合もありますが、遅れないようにします)

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最新の更新日:2024年9月28日(土)

 

全100話くらいありますが...とりあえずここまで...

 

毎週日曜日の夜に更新しますのでお楽しみに!(早まる場合もあります)


episode81

 

【オレ物語・本丸・第51章】

 

~オレ。風水師になる!~

 

 

 

 

この物語は、オレの人生の物語であり

すべて実話である。

 

オレが今、こうして生きているすべての意味…

 

1つ1つが無意味ではなく、全てが繋がり…

 

 

そして今がある…

 

 

 

♦♦【前回までのあらすじ】♦♦

 

高校を卒業し、何の目標も持たずに地元・茨城県内の私立大学に入学したオレだったが…

就職氷河期と言われた時代…なかなか内定がもらえず大学4年の半ばが過ぎていった…

 

そんな中、オレがバイトしているガソリンスタンドを経営している本社が倒産してしまい…

 

【ガイアックス】と言う、ガソリンに代わるアルコール系の次世代自動車燃料の販売店の会社になったのだ!

 

オレは、このガイアックスに非常に興味を持ったので、バイトの流れで社員になる事に決めたのだったが…

 

実態は、超ブラック企業だった…

 

オレは最年少で店長まで上り詰めたのだが、政治と業界から【ガイアックス潰し】をされ、会社の経営が圧迫された…

 

人件費を極限まで減らせ!バイトを減らせ!との社長の命令に嫌気をさし…なんの罪もないバイトたちをクビにするくらいなら…

 

こんな会社、オレが辞めてやる…

 

と、可愛いバイトたちに店を任せて、オレは会社を去ったのだった。

 

 

大学を卒業して、わずか1年で…オレは、また振り出しに戻った…

 

 

全てをリセットして…

新しくスタートしよう!!

 

 

オレの本当の人生はこれからだ!!

 

 

オレは、強く心に誓ったのだったが

 

 

神は…そっとささやく…

 

 

『本当の苦しみは…

     これからだよ…』

 

と…

 

 

 必死に再就職を目指したオレだったが、何かに邪魔をされてるように、ことごとく失敗... 

 

わかったよ…

 

そんなに会社員に縁がないんなら…

 

もうならない…

 

バカバカしい…

 

それなら、これからは好き勝手にやらせてもらう…

 

 

ついに開き直り、狂った人生の幕開けである...

 

 

オレは、家業の農業を手伝いながら、昔から少し憧れだった【芸能人】を目指すことにした!

 

 

しかし、そう簡単にはうまくいかなかったオレ…

 

 

エキストラをやらせるだけやらして、ギャラも払わない悪徳事務所に所属してしまった...

 

芸能界を目指す人はたくさんいるのに、それをあざ笑うかのような世界…

 

エキストラをやっている時に、オレはたくさんの俳優を目指す人たちを見てきた…

 

 

皆…

 

全てを犠牲にしてここにいる…

 

 

 

オレには、その覚悟があるか…

 

自分の両親や、仮に家庭を持ったとしても、全てを犠牲にする覚悟があるか…

 

 

 

 

オレには出来ない…

 

 

 

始めから答えは出ていたのだ…

 

 

 

だからオレは…

 

 

この世界から身を引いた…

 

 

 

芸能人の夢から覚めたオレは、しばらく家業の農家を手伝う毎日…

 

 

しかし…

 

 

このままでは、出会いすらない…

 

一生、結婚など出来ないかもしれない…

 

 

そう思ったオレは、外に働きに出ることにした…

 

 

いずれは家業の農家を継ぐんだから、バイトでもいい…

 

会社員に縁がないんなら、バイトなら大丈夫だろう…

 

 

そして...

 

オレは、たまたま求人情報誌で見つけたオシャレなビストロレストランに面接に行き、無事に採用されたのだったが、不思議な出来事があった…

 

この店に来るお客さんのほとんどが、こう言う…

 

 

『あれ?あの女の人は辞めちゃったんですか?』

 

 

と…

 

 

どうやら、以前働いていたお姉さんがいて、たくさんのお客さんに大人気で店が繁盛したようである…

 

 

まさに【伝説のお姉さん】である。

 

 

この店は、とても小さな店…

 

 

しかし。お客さんは、食事だけが目当てではなく、プラスアルファを求めにやってくるのだ…

 

 

オレは、この店を甘く見ていた…

 

 

この店で認められるには…

 

 

プラスアルファが必要であると言う事…

 

 

 

あの【伝説のお姉さん】のように…

 

 

ただのバイトで入ったつもりのオレだっが、この小さな店に生きがいと目標を見つけた…

 

 

オレは…

 

あの【伝説のお姉さん】を超えてやると…

 

 

 

そしてオレは、【伝説のお兄さん】になるために修行を開始したのだった…

 

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

episode80

 

【オレ物語・本丸・第50章】

 

~オレ。風水師になる!~

 

 

 

 

 

ヒマだ…(-.-)

 

 

 

 

ヒマだ…(-.-)

 

 

 

 

客が来ねぇだ…(-.-)

 

 

 

 

この店は料理はうまいのだが、場所があまり良くないので、お世辞にも繁盛しているとは言えない…

 

 

ま~。ギリギリかなって…

 

 

 

以前いた伝説のお姉さんの力を持っても客がゼロの日もあったくらいだ…

 

 

 

んで…

 

 

また客入りの調子が悪くなってきたので、オーナー(通称シェフ)が悩み始めた…

 

(*_*;

 

 

『あ~。なんで客が来ないんだろう~(泣)』

 

 

 

確かに、シェフの料理は美味いんだが、やはり店の場所に問題がある…

 

 

立地的なものと…

 

 

 

あとは…

 

 

 

何かが邪魔をしている…

 

 

 

そう…

 

 

 

目には見えない何かだ…

 

 

 

オレは勝手ながら、自分では不思議な力があると思っている…

 

 

 

 

勝手ながら思っている…

 

 

 

 

誠に勝手ではございますが、オレには不思議な力がある…

 

 

 

 

 

の…つもりである(-.-)

 

 

 

 

まずは、オレが勝手に思うに…

 

店の入り口のドアの前に、西武時代の酒屋みたいな、木の板がバタバタ動くのがついている…

 

 

なんか…

コレが客の流れを邪魔していないか…

 

 

オレはそう思ったので、シェフに言った…

 

 

『入り口のあの板を外してください。なんか…あの板が客の流れを止めてる気がします!』

 

と…。

 

 

 

それを言ったとたんにシェフは、顔色を変えて言った!!

 

 

『そうだ!アレをつけてから、客が減ったような気がする!!((((;゚Д゚))))』

 

と…

 

 

 

客が入らなくて悩んでいるシェフは、藁をも掴む勢いで、オレの指示に従った…

 

 

 

 

で…

 

その夜のディナータイム…

 

 

 

 

 

 

 

(# ゚Д゚)めっちゃ客来たぁー!!!

 

 

 

 

 

 

(# ゚Д゚)ほ~れ!みろーー!!

 

 

 

 

 

 

(# ゚Д゚)オレの言った通りだーー!!

 

 

 

 

 

オレは風水師ではないが、なんとなく良い場所と悪い場所が分かる気がする…

 

 

以前ガソリンスタンドで働いていた時もそうだ…

 

 

なんでだか知らんが、嫌な場所が分かるのだ…

(;´Д`)

 

 

 

オレの言った通りに、あの西武時代の酒屋みたいな、バタバタ動く木の板を外したら客が来た…

 

 

 

これはどういう事かと言うと…

 

 

 

何事にも、目には見えない【気の流れ】というものがある。

 

簡単にいえば水の流れと同じである。

 

気の流れと言うものは、建物の中なら、ドアまたは窓から窓へ流れる。

 

壁では気の流れが止められてしまう。

 

この気の流れが良くないと、風水的には運気が良くないとされるのである。

 

店の入り口に、あの変な板を付けたせいで極端に店の【気の流れ】が悪くなったのだ…

 

 

しばらく客入りは良くなるだろうが、これで今までよりプラスになったわけではない。

 

簡単に言えば、排水管に詰まっていたゴミが取れて、水の流れが良くなって、今まで通りに戻っただけである。

 

 

 

さて…

 

店の売上げを良くするには、他にも何か風水的に改善しなくてはいけない場所があると思ったので、お客さんがいないヒマな時間に店の建物の周りをウロウロしてみた…

 

 

 

さらに、以前スタンドで働いていた時に学んだ、【お清め】の儀式を始めた…

 

 

塩を撒きながら…

 

 

 

(゚Д゚)おぅ!

 

 

 

(゚Д゚)おぅ!

 

 

 

(゚Д゚)おぅ!

 

 

 

 

 

すると…

 

 

この店は、他の店と壁一枚で繋がっているテナント式の建物で、隣は小さな美容室である…

 

 

 

美容室を覗くと…

 

|д゚)チラッ

 

 

 

 

美容室の美魔女のママさんがいて…

 

 

 

 

 

 

『ママさんキレイだなぁ~(*´∀`)♡♡♡』

 

 

って…

 

 

 

 

 

違う違う…Σ(´∀`;)

 

 

 

 

 

只今、【お清め】の儀式中です…(-.-)

 

 

 

 

 

 

しかし…

 

美容室の美魔女と目が会い…

 

 

ニコッ♡

。゜+.(´▽`)。+.゜+・

 

 

 

と笑みを頂き…

 

 

 

 

 

 

『ママさんキレイだなぁ~(*´∀`)♡♡♡』

 

 

 

って…

 

 

 

違う!違う!

 

(# ゚Д゚)違~~~う!!!

 

 

 

 

 

でもな!

 

 

 

 

でもな!!!

 

 

 

 

これだけは言える!!

 

 

 

 

 

 

 

(# ゚Д゚)美魔女が好きだぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かオレを清めてくれや…

 

┐(´д`)┌↻↻↻↻

 

to be continued…

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

 

次回は10月6日(日)に更新します!

 

またお会いしましょう!

 

( ´Д`)ノ~バイバイ